中高年での転職は採用されるまでの道のりも大変です。そこで中高年で転職を考えている方に向けて、今回は採用されるためのポイントを紹介します。
まず1つ目は転職先の見つけ方です。新しい職場探しから転職活動は始まりますが、転職活動を成功させるポイントは転職先探しからといってよいでしょう。中高年の転職先は今までやってきた仕事に関連した会社がおすすめです。異業種だと最初からやり直しになり、初期段階において負担がかかりすぎます。今まで得意だったスキルを使えた方が圧倒的に有利になります。同業種、同業職から探しましょう。とはいえ、たとえ異業種だとしても初めやすい業界もあります。例えば介護やタクシードライバーなどです。それらの業界への転職については「40代からの転職」で詳しく見ていくと良いでしょう。
2つ目、応募書類について。目ぼしい転職先が見つかったら履歴書を送ることになりますが、中高年は年齢がネックとなり書類選考で落とされることが多いようです。実際に10社書類を送っても通過するのは5~6%という狭き門です。そこで書類選考に落ちることが続いたら相手のニーズに自分の売り込み方が合っていたのか、自分のアピールポイントはずれていなかったかもう一度見直してみましょう。
最後、3つ目は面接について紹介します。中高年の採用者に企業が求めているのは「いかに人を動かして利益をあげることができるか」ということです。人を束ねることの出来るリーダーシップやマネジメント能力が求められます。自分がその会社に入った場合、そこで何が出来るのか、自分ならばどうやるのか等を具体的に面接で提示することが重要になります。会社にとって自分は利益の出せる存在だということを強くアピールしましょう。中高年には長年養ってきた経験とノウハウがあります。その能力を必要としている会社は必ずあります。諦めずにトライして新しい転職先を勝ち取りに行きましょう。